キチガイがキチガイであるために

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からかい上手の高木さん・真エンディング

いつも通り、授業中に西方をからかう高木さん。しかし今日の西方はいつもと様子が違った。

 


高木「あはは、西方ってば面白ーい!」

 


西方「.....めろ」

 


高木「え?」

 


西方「やめろっつってんだよ!!!」

 


先生「どうした、西方」

 


高木「....西方?」

 


クラスメイトA「なんだなんだ?」

 


西方「いつもいつもお前は俺をからかいやがって!からかってる側のお前は楽しいかもしれないけど毎日からかわれる側はたまったもんじゃないんだぞ!!!」

 


先生「西方、落ち着きなさい」

 


クラスメイトB「やめなよ、西方くん」

 


西方「うるせぇ!外野は黙ってろ!!!」

 


高木「......ゴメンね、西方....」

 


西方「お前の!!お前のそういう都合が悪くなったら急にしおらしくなる所とかがムカつくんだよ!!!!!」

 


クラスメイトC「おい、西方!言い過ぎだって!」

 


西方「知るか!お前らは俺がこいつにされてきた事を知らないからそんな事が言えるんだ!おい高木、何かすることがあるよなぁ?」

 


高木「.....っ、西方くん、本当に申し訳ありませんでした」

 


クラスメイトC「おい!西方!何も土下座させることはねぇだろ!!」

 


クラスメイトB「見損なったよ、西方くん」

 


先生「おい西方、高木、後で職員室に来い」

 


─────後日談──────

 


あの後、お互いの保護者が来て西方くんと西方くんのご両親が謝罪してくれました。

私たちは学校を早退しました。次の日学校に来てみると西方くんの机には落書きがされていて、私の机には心配してくれる友達が数名集まっていました。

西方くんはそれから毎日他のクラスメイトに"からかわれる"ようになって、1ヶ月を過ぎる頃には学校に来なくなってしまいました。

なんでからかい始めたんだろう、自分の行動を後悔するようになりました。本当は西方くんのことが好きだったのに、どうして素直になれなかったんだろう。......もう、遅いや。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


西方くんが、自殺しました。

葬儀に参列しようとしましたが、西方くんの親族の方に罵声を浴びせられ、泣きながら帰りました。

 


もう一度、あの頃に戻りたいなぁ.......

 


[完]